人や犬が怖い

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『他のワンちゃんが怖いんです』『家族以外の人が嫌いなんです』

とても多く寄せられるお悩みです。

これは、治らないのでしょうか?





答えは「いいえ」です。


性格的に怖がりである、臆病であるというのは性格の傾向ですから、

それ自体を変えるのはなかなか難しいです。しかし!!

他の犬、他の人が嫌いというのは、克服することができるんです。


考えてみてください。

そういう性格の犬でも家族を怖がるわけではないですし、

もし同居犬がいれば、その犬には慣れていくわけです。

つまり人そのもの犬そのものがだめというわけではないんです。

ただ経験不足というだけなんです。


きちんとした手順で、経験をつんでいけば、必ず克服できるようになるんです。

ポイントはきちんとした手順でというところです。

焦ったり、無理をしないでくださいね。


ここで質問です。

もしも他の人と楽しい経験を沢山したら?

もしも他の犬は攻撃するわけではないという経験を沢山したら?

どうなるでしょう。

犬は確率で判断する動物です。

確率が高い経験で判断するようになります。

つまり、他の人は楽しい、他の犬は安全と考えるようになります。

そういう精神状態になったら、犬は無駄に攻撃をしないんです。


きっとあなたはここで、こういう質問を返したくなるかもしれません。

子犬ではないのですが大丈夫でしょうか?

その答えは、





答えは「大丈夫です!!」です。

もちろん子犬と同じスピードで慣れるわけではありません。

でも、大人になっても学習する力はあるんです。

犬の能力を見くびらないでください。

沢山の犬を見てきましたが、犬の環境に適応する力は凄いです!

がっこうの教室で隅っこのほうで固まっている犬が、

他の犬の臭いをかげるようになるのを何度も見てきました。

他の人に触られただけでおしっこ漏らしていた犬が、

自分から近づく姿を何度も見てきました。

あなたがあきらめなければ、必ず克服できるようになるんです。


ではどのように慣らしていけばよいのでしょう?

他の犬の場合と他の人の場合で説明してみます。

■基礎訓練


人の横について歩く「ついて」

「おすわり」「まて」ができるでしょうか?

もしできなければ、練習します。

ここだけでも、書くと長くなりすぎるので、ここでは省略しますが、

おやつが無くてもできるようにしてください。

これがどれくらいできるかで、

・その犬の我慢する力がどれくらい育っているか?

・人の言うことをきちんと聞けるのか?

がある程度分かります。

これができてないうちだと、危険が伴うので、

人慣れ、犬慣れの練習はしない方が良いでしょう。


■他の犬の場合



まずは、性格が分かっている犬に協力してもらって、

他の犬と接触して慣れるチャンスを作ってあげてください。

まずはお互いにリードがついた状態で、すれ違います。

最初はお互いが意識しない5mくらい離れた距離から、

始めるのが良いと思います。

そこから距離を詰めていきます。

もしも吠えたり、うなったりした場合は、きちんと止めさせてください。

上手く止まらない場合は、もう少し距離を離してください。


それがある程度できるようになったら、次のステップです。

犬を飼っているお友達の家にお邪魔するか、

自分の家にお友達の犬を招くかをして、

犬同士が自分の意思で接触できるチャンスを作ってください。

その際の注意事項は

・お友達の犬の攻撃性が無いこと確認してください。
できれば犬のボディーランゲージが分かっている方が良いです。

・リードなどで拘束されていると、自分のペースでの接触ができないので
ノーリードにできる場所で練習してください。万一ケンカが起こったときのために、
リードは引きずらせておくことが良いでしょう。

・犬が攻撃してしまう距離までは近づけすぎないでください。

・自分から興味を持つのを待ってください。

・変化が見えない場合も、愛犬の意思を尊重して、少しの変化を褒めること。

・万一の場合に攻撃が止まるくらい訓練を入れておくこと。

・飼主さんがいると頼ってしまうので、できればいないほうが良いですが、
不可能ならば、頼らない場所に逃げるか隠れてください。

書いていて思ったのですが、こういう状況を作るのはなかなかできないですよね。

ドッグランは色々な犬がいるのであまりお勧めしません。

(ドッグラン自体をお勧めしないのではなく、

おとなしめの子には刺激が急すぎるということです。)

本当は犬の幼稚園的なところへ入れるのが一番楽で効果のある方法です。

ただ犬の幼稚園は年齢制限があります。

社会化できる環境を作るというのは、

自分たちが出張トレーニングの現場で、本当に困っていたことでもあります。

問題行動の解決ができて、年齢の制限も無い、幼稚園スタイルのところ

を探してみてくださいね。


■他の人場合


まずは協力してもらえるお友達を探してください。

犬は抱っこなどをせずに地面においてください。

リードは万一のことを考えてつけておいてください。

お友達には目を見ないで、できるだけ低い姿勢をとってもらってください。

この時点で攻撃的な態度が見られる場合はそれ以上無理をしないください。

もしも少し興味があるようであれば、

手の甲の臭いを嗅がせてあげてください。

指を出すと噛む可能性があるので止めてください。

まずは臭いをかげたら褒めてあげてください。

おやつが食べられそうなら、お友達の手から与えるのも一つです。


重要な部分だけを書いてみましたが、いかがでしょうか?

細かいことまではなかなか書けませんが、

これをやってみるだけでも、愛犬の反応の特徴はつかめると思います。

攻撃性がすでに出てしまっている場合は、

リスクが高いのでお勧めしませんが、

そうでない場合は、挑戦してみてくださいね。


もしも、あなたがいまの状況を変えたいと思うなら、

できることからやってみてください。

「これは性格だから仕方がない」とあきらめる選択肢もあなたにはあります。

それも決して悪い選択肢だとは思いません。

でも、犬と一緒に乗り越えた先にあるものは、また違った幸せがあります。

私たちはこの幸せを少しでも多くの、犬を飼っている家庭に伝えたいのです。

避けるよりも挑戦して乗り越える喜び、です。


犬と「真剣に」向き合うと、自分の弱さに直面します。たとえば、

・一つのことが長続きしない。

・感情的になってしまう。

・誰かのせい、何かのせいにしたくなる。

・物事の良い面より悪い面が気になる。

・他と比べてしまう。

などなど、こういう自分の弱さのせいで、

犬に意思が伝わらないことがあるのです。

ですからこういう自分の弱さを認めていかないと、

人も犬も成長できないのです。


でも、「真剣に」犬と向き合ったとき、

犬は必ずヒントを出してくれるんです。

自分の弱さを受け入れたとき、それが強みに変わるんです。

今でも100%できているとは思いません。

もしかしたら10%くらいしかできていないかもしれません。

時にはマイナス成長に感じることもあります。

それでも確実に犬も人も共に成長していることが実感できます。


私たちはこの仕事にめぐり合えて本当に幸せなんです。

犬が成長してく姿はとてもうれしいです。

でも飼主さんが笑顔になってくれるともっともっとうれしいです。

笑顔の裏には大変だったこともあります。

そのお手伝いができることが私たちの喜びです。

私たちの周りには素敵な犬とその家族がたくさんいます。

いつか、あなたと愛犬にも会えることをとても楽しみにしています。


もしもお困りのことがあれば、私たちにお手伝いをさせてください。

私たちはあなたの相談にのることがうれしいんです。

カウンセリングは無料です。

まずは一度お気軽にご相談ください!

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もし細かいことが書くのが面倒だと思ったら、必須事項だけでもいいですよ。

2008年2月 1日

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